訪問看護師になってはや10年。在宅訪問看護師の仕事の中でも在宅看取りはとてもやりがいのある仕事です。面白いとっては不謹慎かもしれませんが、本人やその家族は、悲しみの中でも、感謝や幸福感の中で亡くなっていかれることが多いです。その方の人生の集大成、人生の最期の大切な時間をみせていただく。とても尊い、ありがたい、勉強になるお仕事だと思います。
その方の好きなこと、趣味、誇れることなどに耳を方向け、寄り添うことは御本人、家族も喜びますし、こちらも楽しい。関わりのなかでモチベーションが上がります。
今回のエピソード。
今回は看取りの話ではありませんが、比較的状態が落ち着いている患者さんの場合の話。
今、関わっている患者さんの中で競馬好きの方がいます。
一人暮らしの87歳の男性で今は在宅酸素をしています。元気なときは一人で場外馬券場に酸素ボンベを持って行っていましたが、ある時、場外競馬場で酸素が切れ、死にそうになりながら帰ってきたとのこと。そんな経験から、今は行けていません。
訪問看護でお邪魔すると、競馬の話をとても楽しそうにされます。
比較的体調は落ち着いているのでバイタルや吸入が使えてるか?などある程度確認したら、訪問看護は半分以上競馬の話で時間が過ぎます。この方はほとんど外出することもなく、話をするのは、時々様子を見に来る娘さんぐらいなので、私への競馬の話は止まりません。
私は競馬はやったことがありませんでしたが、馬券の買い方を教えてもらい、ものは試しで、昨日場外馬券場に行ってきました。
昨日は日本ダービーという一年の中でも大きな競馬の祭典だったらしく、とても混んでいました。
若い、いかついお兄さんやらおじさんが多くドキドキしました。初めての体験。
競馬はド素人なので何もわからず、私のラッキーナンバー7を単勝で買ってみました。
馬の名前は「オニャンコポン」強そうではないけど、可愛い名前にかけてみました。
結果は、
やっぱり、ビギナーズラックはありませんでした(*^^*)。
当たるわけがありません (笑)
昨日は武豊さんが1等で入っていました。私も武豊さんなら知ってる。
次回の訪問看護で昨日の私の競馬体験をお話するのが楽しみです。
こんな感じで、状態が落ち着いているときにはゆるーく働いております。
病院内勤務では味わえない楽しさがあります。
患者さんとおやつ食べたり、一緒に氷川きよしみたり、囲碁教えてもらったり、野菜の作り方を教えてもらったり、採れた野菜や山菜を頂いたり、患者さんの飼っているペットと遊んだり、楽しいです。
でも、大事な場面ではきちんと看護師の仕事してますよー。私、やるときはやる女なんで。
それでは^_^

コメント